今日は、かずやくんのたんじょうび。

かずやくんはおばあさんの家に、おつかいに行きました。
かえるときにおばあさんに、イチゴをたくさんもらいました。
家にかえって、ママにイチゴケーキを作ってもらいます。

お店のまえをあるいていると、友だちのあかねちゃんと出会いました。
あかねちゃんはイチゴを買いにきたようですが、うりきれだったようです。

「かずやくん、イチゴをわけてくれないかい。
イチゴジャムのざいりょうがなくて、ママがこまっているんだ」

あかねちゃんがこまっているので、
かずやくんはイチゴを少しわけてあげました。

「かずやくん、ありがとう。
これでイチゴジャムがつくれるよ！」

こうえんで、おじいさんに会いました。
おじいさんは、さんぽのとちゅうのようです。

「今日はあるきすぎて、ちょっとつかれたよ。
のどもカラカラなのに、お水もないから、こまったな」

かずやくんは、こまっているおじいさんに、イチゴをわけてあげました。

「かずやくん、ありがとう。イチゴのおかげで、元気になったよ。
かずやくんは、やさしいね」

はらっぱを通りかかるときに、
赤ちゃんウサギを見つけました。
赤ちゃんウサギが、こちらを見ています。
お母さんウサギは、どこかに行ったようで、まわりにはいません。
赤ちゃんウサギは、とってもおなかがすいているようで、ふるえています。

「かわそうな、ウサギさん。おなかがすいているんだね」

かずやくんは、のこりのイチゴを食べさせてあげました。
赤ちゃんウサギは、イチゴを食べおわると、
ぴょんと草むらの中にきえて行きました。

ついにイチゴは、なくなってしまいました。
たくさんあったイチゴは、もうありません。
たんじょうびなのに、イチゴのケーキが作れなくなってしまいました。

家にかえると、かずやくんはママにあやまりました。

「こまっている人にイチゴをあげてしまったの。ママ、ごめんね」

ママは少しびっくりしましたが、かずやくんにとてもやさしい声で言いました。

「かずやくん、とてもよいことをしたね。かずやくんのイチゴのおかげでみんなたすかったね。
イチゴはなくなってしまったけど、やさしいかずやくんのために、ママがとくべつなたんじょうびケーキを作ってあげるね」

※クッキーに文字を入れれます。(8文字×3段)
さあ、ケーキができました！

ママが作ってくれたケーキには、なんと、金メダルがのっています！

「かずやくん、５さいのおたんじょうびおめでとう！！
ママとくせい『金メダル・クッキー』のおたんじょうびケーキだよ。 これからも、こまった人をたすけることができるやさしい子でいてね」

イチゴのケーキは食べることができなかったけど、
かずやくんは、とってもたのしいおたんじょうびをすごせました。

～フリーメッセージ～