本が好きになるきっかけに♬

お子様が、本を好きになるきっかけに、

貴方が作ったストーリーをプレゼントしてみてはいかがでしょうか(*^。^*)

本が苦手なお子さんでも、

もし、自分が絵本の主人公になっていたら!?

そんなに、わくわくすることはないのではないでしょうか💓

お子さんや、周りのお友達、お父さん、お母さんも登場させて、世界に一つだけの絵本で、

本が好きになるきっかけに♬

柳田邦男さん。

ノンフィクション作家。

今日は柳田邦男さんのお言葉をご紹介。

今の子どもは、個室の中でテレビ、ビデオ、ゲームボーイなど機械的なバーチャル(仮想現実)な世界で過ごしている。塾通いとかで子どもが遊んでいない。路地裏で押しくらまんじゅうをやっている姿も馬跳びしている姿もない。子どもが親と一緒に何かをしているということも少ない。情報環境はテレビ、ビデオ、携帯、ゲームパソコンといったバーチャルなものが優先していて、本当の生身の接触がない。映像情報が圧倒的に優位を占めている。丁寧に物語を理解するあるいは自分で物語ることがない。昔はよく親とかおじいちゃん、おばあちゃんが作り話や法螺話や怖い話をよくやったものです。情報が洪水のように手に入る、パソコンでマウスをクリックしていればいくらでも情報が入ってくる。ゲーム脳的な、子どもの成育期にバーチャルなものが圧倒的な優位を占めていると、正常な人間関係が形成できにくくなる。他者の痛みというものを理解しない。最初から理解できない。自分以外の生きている人間、対等の人間、痛みや悲しみがある人間、家族がある人間、それがわからない。自己中心であり、自分が世界の中心であるという万能感を持ってしまう。

そういう時代に何が必要かというと、「子どもは放っておいたのでは育たない」ということです。放っておいたのでは本は読まない、豊かな感性も考える力も育たないということです。いろいろな民間のグループや団体、自治体が、子どもの読書をバックアップする活動はとても大事だし、特に幼児期における絵本の読み聞かせ活動はとても大事です。親がまずその大切さを理解し、その心を自分の中で育てて子どもと接し、子どもに読み聞かせをする。今、全国的に広範にお母さんたちやいろいろな民間のグループが絵本の読み聞かせ活動や紙芝居や創作絵本づくりなどのボランティア活動をしている。学校における朝の読書運動が広がっている。その時代的な意味はとても大きいと思います。それを自治体が積極的にバックアップするような教育行政が、必要だと思います。

(東京都立図書館HPより 一部)